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STORY
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第9話
人事部から早期退職者の募集が通知された。成田空港所での募集人数は5人。募集とは言うものの、希望者が集まらなければセンダーの誰かが契約切りを言い渡される。あまりに突然のことに、ショックを隠せないセンダーたち。遠藤(伊藤淳史さん)をはじめとするスーパーバイザーたちも、この状況に心を痛めていた。
数日後、遠藤は田波(眞島秀和さん)と堀之内(戸田昌宏さん)の班から、2人ずつ計4人の退職希望者が出たと報告を受ける。田波も堀之内も、陰でセンダーたちと直接話し合うという辛い仕事をしていたのだ。残る1人は遠藤班から出すしかない。うろたえていた遠藤は、それもスーパーバイザーの役割なのだと知る。
腹を括った遠藤はセンダーひとりひとりと面談をはじめる。しかし誰も退職を考えていないうえ、査定表をつけても長所しか書くことがない。みんなお客様を笑顔で送り出そうと頑張っているだけなのだ。それなのに、と遠藤は嘆く。
そんなある日、空港にまたしても須永(青柳翔)が現れる。最終の便に添乗するのだというが、それにしてはやけに到着がはやい。一方オフィスでは、遠藤が馬場(貫地谷しほりさん)からある報告を受ける。それはそこにいる誰もが驚くような、馬場の大きなミスの告白だった。