Qライブは毎回演出がすごくてびっくりさせられるし、セットリストもよくてすごく楽しいです！いったいどうやってあんな演出を考えているのですか？ライブを観るのが好きなのですごく興味があります。ぜひ教えてください！
Aライブ担当の家村がお答えさせていただきます。
LDHのライブは最高のエンタテインメントを追求しています。なので、どうやったらお客さんが驚いてくれるか、楽しんでくれるかということから、いろんなイメージを膨らませていきます。毎年ライブをやっていますが、いつも去年よりももっと楽しませたいと思う気持ちがどんどん強くなります・・・
各ツアーにはそれぞれテーマがあるのですが、そのテーマをイメージしながらいろんなアイディアを出していって、そこから具体的なものへとHIROさん、メンバー、スタッフと話し合ってアイディアを形にしていきます。
そこから具体的なセットのデザインや仕様が固まり、演出のアイディアはどんどん具体化していきます。ツアー会議ではHIROさん、メンバー、スタッフみんなで、こんなことができたらおもしろいのではないか、お客さんが楽しんでくれるのではないか、映像はこんな感じがいいのではないかと意見を出し合って演出が出来上がっていきます。
ライブを創りあげていくためには多くのスタッフの協力が必要です。エグゼクティブプロデューサーとしてHIROさんがいて、ツアープロデューサーが全体をまとめ、ライブ制作チーム、舞台制作チーム（セット、照明、電飾など）、ステージ構成チーム、映像制作チーム、カメラチーム、楽器チーム、バンドメンバー、EXPGチームといった各専門のスタッフチームが各担当する領域を作り上げていきます。
これだけ多くのスタッフチームがあるので全員が連携して演出の精度を高めるために必ず行うのが本番と同じセットを作って行うリハーサルです。これは本番のセットを組めるだけの大きな会場を借り切って約1週間程度、メンバー、スタッフ全員で合宿して行っています。 このリハーサルで、タイミングや間の取り方など、演出がつめられていき、さらに、具体的にライブ本番のイメージが出来上がっていきます。お客さんに楽しんでもらうために、曲間や照明などベストを追求してこだわりまくっています！
どんなに完璧に準備してもツアー初日にお客さんが入っての本番では、改善点がたくさん見えてきます。初日が終わった後は、メンバー、スタッフが集まりライブ会場で反省会を開き、お客さんがもっと楽しんでもらえるように改善点を一つ一つ直し次の日はさらにいいライブになるように全員でブラッシュアップしていきます。そのため初日の反省会は深夜にも及ぶことがあります・・・。
EXILEや三代目でいえば約3時間ぐらいのライブですが、その３時間を最高に楽しんでいただき、最高の思い出となってほしいといつも願っています。そのためにたくさんの時間をかけ、細かいところにまでこだわりまくって、お客さんとメンバーが一緒に盛り上がれるライブになるよう演出を考えさせていただいています。ライブではメンバー、スタッフの想いの詰まった演出を楽しんでくれたらうれしいです。