いつもLDHの活動に温かい応援をいただきありがとうございます。
2017年よりLDHの新たな夢と未来へ向けて、LDHを新たに再構築し動き出していきたいと考えていますので、その想いや構想を皆様にお伝えさせていただきます。
そしてこの想いは、僕がEXILEのパフォーマーを引退しプロデューサー業と社長業という立場から様々な事を経験し、葛藤しながら数年間感じてきたことであり、自分自身の責任と真摯に向き合う事で導き出された答えでもあります。
今やっとこうして実現出来る環境になりましたのでご報告させていただきます。
LDHは、Love、Dream、Happinessをテーマにエンタテインメントを創造してきました。
これからもずっと、皆様に喜んでいただける驚きのあるエンタテインメントを創造していくために、そして会社の規模が大きくなってきたことにより起きている様々な問題点を徹底的に改善していくためにも、新たにLDHの組織を再構築させていただきます。
今までは国内での活動を中心にしてきましたが、いまやエンタテインメントは世界中からリアルタイムに様々なものが日本に届き楽しむことができる環境になりました。
こうした環境の中で、LDHは世界基準でのエンタテインメントを創造できる会社をめざしていきたいと考えています。
まだまだ未熟な僕らですが、“ディズニー”や“ユニバーサル”のような世界中の人が楽しめるエンタテインメントを生みだせる会社をめざしたいという夢があります。
老若男女、世界中の人々を楽しませることのできる会社は、映画も、音楽も、スポーツも、さらには、その世界観をいつでも体感できるテーマパークまでをも世界中に展開しています。
LDHはエンタテインメントの創造を世界基準で追求していくために、今までのアーティストやタレントをマネージメントする芸能事務所という業態から、世界中の方々にエンタテインメントを届け、楽しんでいただけるようなグローバル・エンタテインメント企業になることをめざして挑戦していきたいと考えています。
そのためにLDHという会社組織を全面的に改革し、2つの再構築とコンプライアンスの強化を行っていきます。
まず1つ目の再構築は、
『世界基準でエンタテインメントを創造する体制づくり』です。
世界中のエンタテインメントが国境も時差も関係なく世界中を駆け巡っている現在の環境の中で、LDHも戦略的に世界の各地域に活動拠点を築きエンタテインメントを創造するネットワークを広げたいと考えています。
日本国内を拠点とする現LDHを「LDH JAPAN」と改め、
アメリカ拠点となる「LDH USA」は、ニューヨークで2年前より開校しているEXILE PROFFESIONAL GYM(EXPG)、トップアーティストをめざす日本の子どもたちを育成するavexとの共同プロジェクト「PROJECT TARO」を展開し、またロサンゼルスには新たにEXPGの開校を予定しており、さらに活動していきます。
アジア拠点となる「LDH ASIA」は、台湾で7年前よりEXPGを開校し LDH FLAG SHIP SHOPを展開しており、さらに今後は中国、韓国などアジアで活動していきます。
ヨーロッパ拠点となる「LDH EUROPE」は、新たにLDHの仲間となったAfrojackとともに、イギリス、ドイツ、フランス、オランダを中心としたヨーロッパで活動していきます。
日本、アメリカ、アジア、ヨーロッパに、信頼のおけるスタッフやアーティストと共にLDHの拠点を設けさせていただきます。
この4つの拠点に対してエンタテインメントのプロデュースとクリエイティブのみを統括するグローバル組織として「LDH WORLD」をクリエイターやプロデューサーを中心に新たに設立させていただきます。
そして僕はEXILE HIROとして、この「LDH WORLD」で新たにクリエイティブ・リーダーを務めさせていただき、今まで以上に世界のエンタテインメントに視野を広げ、LDHのクリエイティブを統括し世界基準のエンタテインメントを創造することに集中していきたいと考えています。
このタイミングで新しくLDHを再構築するにあたり、LDHの会社経営はいままで一緒に会社や僕を支えてきてくれた信頼するスタッフの仲間たちに任せ、自分は本来得意とするプロデュース業とクリエイティブ業に専念したいと思います。そうすることでLDHの可能性が広がり今後さらにLDHを飛躍させることができ、メンバーの夢を叶えていける環境を作ることにもつながると考えています。
海外においてもLDHのエンタテインメントに興味を持ってくれる方々が年々増えています。もちろんLDHのアーティストは日本での活動を今まで以上に精力的に行いファンの皆様に喜んでもらえるような活動に取り組んでいきますが、その上で、LDH JAPANを中心に、LDH USA、LDH ASIA、LDH EUROPEの4つの拠点とLDH WORLDという新しい組織を軸に海外との協力体制を強化し、所属メンバーの夢とともにLDHのエンタテインメントを世界基準で創造していきたいと思っています。
2つ目の再構築は、
『LDH本来のスタイルへの原点回帰』です。
LDHはEXILEメンバー6人が自分たちの夢を叶えるために作った会社「エグザイルエンタテインメント」が発展して生まれた会社です。
事務所と所属メンバーという関係ではなく、自分たちの夢を叶えていくために存在する会社として、アーティストもスタッフもチーム一丸となり分け隔てなく一人ひとりの個性や才能を発揮し一緒に夢を叶えていく会社にしたいという想いから始まりました。
そのLDHの原点にある想いを忘れることなくこれからも大事にしていくために、今の会社のあり方を原点回帰させるための再構築を行いたいと考えています。
所属メンバーであっても将来の夢としてメンバー本人が望むのであれば、僕自身がそうであったように会社組織にスタッフとして入っていただき会社運営にもどんどん携わっていける環境を作っておくことです。
すでにÜSAは自分の夢であるDANCE EARTHプロジェクトを社長として自分で会社運営していますが、新しく参加するメンバーはまずはアーティストと並行しながら参加していただきます。
元々インストラクターであったAKIRAが子どもたちの夢を応援するべくEXILE PROFESSIONAL GYM(EXPG)に、
映画「たたら侍」にも出演し世界に日本の文化を発信し役者としてハリウッドをめざす小林直己がLDH USAに、
以前からアジアでの活動をめざし北京語など語学を勉強し準備をしていた橘ケンチがLDH ASIAに、
食事や健康を研究し「AMAZING COFFEE」を自身でプロデュースするTETSUYAがLDH kitchenに、
持ち前のファッションセンスを生かしアパレルブランド「STUDIO SEVEN」をプロデュースするNAOTOがLDH apparelに、それぞれ参加していきます。
プロジェクトを盛り上げるためにメンバー自らが参加していくLDH本来のスタイルで、スタッフと一緒にLDHのプロジェクトを推進していく組織にしていければもっと皆様に喜んでいただけるエンタテインメントをお届けできると考えています。
もちろん、今回参加してくれるメンバーはアーティストとしてEXILE、EXILE THE SECOND、三代目J Soul Brothersの活動が今まで通りメインとなりますが、純粋にアーティストとしての個性や才能を会社運営に生かすことができれば、LDHという会社自体がさらに活性化しメンバー一人ひとりの夢がさらに飛躍することができると信じているからです。
アーティストとスタッフが一緒になって夢を叶える会社……。
それこそが本来のLDHらしさであり、LDH本来のスタイルだと思っています。
『組織体制を強化し、LDHの新たな夢と未来へ』
LDHは新たな夢と未来に向かって、志高く始動していきたいと思います。
世界と連携し日本での活動をより充実させるとともに、めざすのは世界中の人たちが喜び、楽しんでくれるエンタテインメントを創造出来るグローバル・エンタテインメント企業です。
このタイミングで改めてLDHの全員が同じ志と価値観を強く共有することで、現状のLDHの課題となっている問題点を全員が責任をもって改善し、全員で夢に向かって挑戦していきたいと考えています。
LDHという組織の規模が拡大していくなかで、良いところもあれば、失敗もたくさんあり、本当にたくさんの事を学ばせていただきました。
そして、今現在その経験を元に勇気を持って変革する時期が来たのだと感じています。
LDHの本来持つ想いや理念が伝わりにくくなっている現状があるのも事実であり、昔のように僕自身もすべてのことに目が行き届く環境ではなくなってしまったのも事実です。
自分自身の責任の上で理想とするエンタテインメントで社会に貢献できる企業へと成長していくためにも、LDHの悪いところ、弱いところを改善し強化していくことができる体制を作るべきだと考えています。
LDH内での役割分担をはっきりと決め、その分野の責任者を適材適所に人材配置しどんな危機にも対応できる強固な布陣で、組織として力が発揮出来るように改革していきます。
今までともにしてきた信頼するスタッフに会社経営を任せ、自分は責任を持ってLDH WORLDでのプロデュースやクリエイティブに専念し、LDHと所属メンバーのみんなの夢を叶え、応援してくれる皆様に恩返ししていきたいと思います。
より多くの方々に喜んでいただけるLDHになれるように、2017年より新たなLDHは世界へ動き出します。
これからもLDHのエンタテインメントにご期待いただき、引き続き応援いただきますようお願いいたします。
EXILE HIRO