EXILE TRIBE
26人による
超豪華スペシャル対談
――EXILE TRIBE初のアルバム『EXILE TRIBE REVOLUTION』が、8月27日にリリースになります。現在、絶賛制作中だそうですね(※取材時)

EXILE TAKAHIRO(以下TA):やっとすべてのTD(トラックダウン)が終わったところですね。
あとはマスタリングをするのみで、先ほどメンバー会議でパフォーマーチームとともに曲順を決めていきました。

――ヴォーカルの皆さんは、今作にどのような手ごたえを感じていらっしゃいますか?

TA:パフォーマーチームにもいろいろ相談させていただいて、その都度アイデアや意見をいただいたり、今作はATSUSHIさんが監修を手がけてくださったんですが、アレンジや歌い分けに関しても、ATSUSHIさんをはじめ、HIROさんやスタッフの方々とかなり細かく相談しながら決めていったんです。
全曲をとおし、すごくバランスの取れたアルバムになったなぁと感じていますし、僕自身にとっても、すごく想い入れの深い作品に仕上がりました。

EXILE SHOKICHI(以下SH):もともと、秋からのEXILE TRIBEのドームツアー“EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014〜THE REVOLUTION〜”のためのアルバムを作ろうというコンセプトのもと制作していったんです。
レコーディングを終え曲順も決めたら、まさにドームツアーをイメージできるアルバムになったので、コンセプト的には大成功だと感じるとともに、やっぱりGENERATIONSの若いエネルギーが加わったことで、楽曲自体にフレッシュな要素がプラスされ、より勢いがついたとも感じています。

今市隆二(以下今市):僕らにとっては“挑戦”の作品ですね。
ある意味、EXILE TRIBEの可能性やチャンスを広げる1枚。
自分たちでも、“EXILE TRIBE”の持つ可能性の広がりをよりいっそう感じることができましたし、きっとファンの皆さんも、EXILE TRIBEの持つたくさんの可能性を感じていただけるのではないかなと思っています。
ドームツアーを想定したアルバムでもありますし、新曲はもちろん、EXILEさんの楽曲のカバーなども収録されています。
レコーディングをしていても、ライヴでパフォーマンスしている画がすごく見えてきましたし、ツアーでパフォーマンスしたときに、ファンの皆さんがいったいどのようなリアクションを取ってくださるのか、すごく楽しみですね。

登坂広臣(以下登坂):ツアーに向けたアルバムではありますが、アルバムを聴いていただいた方々に“EXILE TRIBE”というものを、より深く感じ取っていただけるような内容にもなっていると思いますね。
ヴォーカルもいろいろな組み合わせで歌っているので、そういう部分でもシンプルに楽しんでいただけると思います。今作をキッカケに、「次はこういうヴォーカルの組み合わせで聴きたい」とか「こういうコラボレーションが観たい」というように、ファンの皆さんのなかでさまざまな想像を膨らますことができるとも思います。
EXILE TRIBEにとって無限の可能性の広がりを見出すことにつながったアルバムになっているような気がしますね。

――NESMITHさんや数原さん、片寄さんは、7人でのレコーディングはいかがでしたか?

EXILE NESMITH(以下NE):5人で歌っている楽曲もあれば、3人で歌っている楽曲もあったり、それこそ7人で歌っている楽曲もあったりと、いろいろなヴォーカルのバリエーションでレコーディングしたんですが、とにかく世代を超えたコラボレーションができて本当にうれしかったですね。
三代目の楽曲や僕らTHE SECONDの楽曲を、EXILE TRIBEとしてコラボレーションすることができたことも、やっぱりEXILE TRIBEならではのチャレンジだと思いますし、だからこそのコラボレーションだったのかなとも感じています。

片寄涼太(以下片寄):自分たちにとっては、こうやってEXILE TRIBEのヴォーカリストとしていろいろな作品に携わらせていただけたこと自体が、何ものにも代えがたい経験でした。EXILE TRIBEのなかで少しでも“自分らしさ”というものを出せるよう、レコーディングに臨みました。

数原龍友(以下数原): EXILEさんの楽曲を先輩方と一緒に歌わせていただいたことは、本当に貴重な経験でした。
このアルバムを引っさげたドームツアー“EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014〜THE REVOLUTION〜”が9月3日から始まりますし、ステージでしっかりとEXILE TRIBEを盛り上げられるような存在になるために、身が引き締まったアルバム制作でした。

――今作はATSUSHIさんが監修を手がけられたそうですね。

小林直己(以下直己):歌い分けのバランスや楽曲の選定にも、HIROさんとATSUSHIさんの想いがたっぷりと込められています。
逆にだからこそ、ATSUSHIさんも含め、また次のEXILE TRIBEで表現したほうがいいんじゃないか、ということで収録しなかった曲もありました。
そういう意味でも、HIROさんやATSUSHIさんを含めたEXILE TRIBE全員で考えて作ったアルバムになっています。

SH:ATSUSHIさんが客観的な立場から見ていただいて、アレンジや歌い分けについてたくさんのアドバイスや指摘をしてくださいました。
そのおかげで、自分たちのイメージもガッチリと固めることができ、だからこそ一体感のある作品に仕上がったのだと思います。

TA:ATSUSHIさんが決めてくださった方向性と芯があったからこそ、みんなでそこに向かっていくことができましたね。

――今作ではEXILEの楽曲を、世代を超えてカバーされていますが、そこにはどのような意味が込められているのでしょう?

関口メンディー:やっぱり、“EXILEイズム”を受け継いで、次の世代へとつないでいくのがEXILE TRIBE。EXILEさんが大切にされてきた楽曲を僕たちがパフォーマンスさせていただくことで、EXILEさんの想いを、パフォーマンスをとおして受け継いでいけるのかなと思っています。

――パフォーマーの皆さんは、今作を聴いてみて、それぞれどのような感想をお持ちですか?

松本利夫(以下MT):EXILEのカバー以外にも、三代目の曲をTAKAHIROが唄うといったことが、僕ら側からするとすごく新鮮でしたね。やっぱりそういうところがEXILE TRIBEとしてのよさであり、EXILE TRIBEのこれからの可能性の広がりを魅せてくれていると思います。
もしかしたら今後、GENERATIONSの曲をTAKAHIROが唄う、三代目の曲をネス(NESMITH)やSHOKICHIが歌う……といったように発展していくのかもしれないと考えると、EXILE TRIBEには無限の可能性があるんだなぁと感じました。

EXILE MAKIDAI(以下MK):それこそ『WON'T BE LONG』や『Choo Choo TRAIN』も、新しい楽曲になっているんです。
EXILE TRIBEのヴォーカリストを中心に、VERBALくんやDOBERMAN INFINITYもいて、ドームツアーの世界観をより具体的にイメージしていることを、アルバムを聴いたときに感じました。
今までにないヴォーカルの組み合わせもすごく新鮮ですし、既存曲も新たな輝きを得ていて、はやくライヴでパフォーマンスしたいと思わせてくれるアルバムですね。

EXILE TETSUYA(以下TE):『Choo Choo TRAIN』のように、これだけ長きにわたって歌い継がれている曲って、世界中を探してもなかなかないんじゃないかな、と。だから、ある意味僕らは、楽曲に育ててもらっている部分がすごくあると思うんですよね。
もちろん、たくさんの経験をとおして成長させていただいているけれど、人としても表現者としても、楽曲に育ててもらっている部分もあるんだなぁと、今回のアルバムを聴いて感じました。

黒木啓司(以下啓司):やっぱり7人の歌声というのがキーであり、パフォーマーとしてはパフォーマンスをいろいろな形に広げられるんですよね。
『Choo Choo TRAIN』にしても、同じ形ではあるけれど、いい意味で壊して、いい意味でファンの皆さんの期待を裏切られるようなパフォーマンスを、今回のツアーでお見せできると思います。枠にとらわれないエンタテインメントを発信し、その結果が来年にもつながっていく。
だから今作は、EXILE、EXILE TRIBEにとってすごく意味のあるアルバムだと思います。

NAOTO(以下NT):もし自分がファンの方の立場だったら、「あのメンバーがこの曲を歌うんだ」「このメンバーの次に、このメンバーが歌うんだ」ってワクワクしっぱなしですし、すごく新鮮な気持ちになりますね。“EXILE TRIBE”という新しいエンタテインメントの形を提示していて、ワクワクさせられるものがたくさん詰まったアルバム。自分自身もこのアルバムをとおして、EXILE TRIBEという新しい試みにすごく可能性を感じています。

ELLY(以下EL):さまざまなヴォーカルの組み合わせが、聴いていて僕もすごく楽しかった。今までファンの皆さんが見たことも聴いたこともないようなエンタテインメントを魅せられるのがEXILE TRIBEの強みなんだと確信しましたね。
EXILEさんやTHE SECONDさん、GENERATIONS、三代目それぞれの曲に必ず世界観があるんですけれど、もともと持っていた世界観にEXILE TRIBEの要素をプラスさせたうえでライヴを想像しながら聴いていただくと、よりいっそうこのアルバムが楽しくなると思います。

小森隼(以下小森):GENERATIONSとしてイベントでパフォーマンスさせていただいた先輩方の楽曲が、新しい形で作品として残るんだということを考えたときに、GENERATIONSのヴォーカル2人の声がすごく新鮮に感じて、改めて感動しました。ツアーにも参加させていただきますし、僕にとっては身が引き締まるような作品ですね。

中務裕太(以下中務):このアルバムを聴きながら、先輩方と一緒にドームツアーでパフォーマンスしている画をイメージしたら、すごくワクワクしました。ドームツアーに向けた素敵なアルバムになっていると思います。

佐野玲於(以下佐野):このツアーでしか見られないコラボレーションや歌い分けがありますし、パフォーマーである僕らは、楽曲がしっかりと引き立つような、パフォーマー同士でのコラボレーションをお見せします。EXILE TRIBEならではというか、EXILEさんのライヴとはまた一味違った、EXILE TRIBEの持つ可能性を最大限に活かした見せ方を、ドームツアーで披露できると思います。

啓司:新曲は3曲しかないんだけれど、ヴォーカルの組み合わせやアレンジも違うから、全部が新曲という雰囲気がありますよね。『CLAP YOUR HANDS』もTHE SECONDの曲だけれど、まったく別の曲として生まれ変わっていますし、本当にすべてがパワーアップしているので、すごく楽しめると思います。

――今、『CLAP YOUR HANDS』のお話が啓司さんからありましたが、ケンチさんやTETSUYAさんは、THE SECONDのパフォーマーとして、生まれ変わった『CLAP YOUR HANDS』はいかがでしたか?

橘ケンチ(以下ケンチ):個人的には、『CLAP YOUR HANDS』がいちばん好きでしたね。イントロからめちゃくちゃパワーアップしていて、本当にカッコよかったです。

啓司:すごく耳に残るよね。

TE:本当にカッコよかった!!

啓司:THE SECONDの曲ですし、パフォーマンスしているからっていうのもあるのかもしれないけれど、想像していた以上に生まれ変わっていて驚きました。TAKAHIROくんも唄っているし、『CLAP YOUR HANDS』ではめったに見られない、本当に貴重なコラボレーションだなぁ、と。

ケンチ:あと、新曲の『24WORLD』は、曲もMVも本当にカッコいいですね。MVはとにかくクオリティが高くて、過去1が出ています。

岩田剛典(以下岩田):HIROさんも「過去1が出たね」とおっしゃってくださいました。


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