INTRODUCTION
ヒロイン・沢渡一子(仲間由紀恵)はIT企業「斑目コーポレーション」の企画部門に勤めるバリバリのキャリアウーマン、のはずだったが、ある日突然、社長の斑目晴彦(草刈正雄)が資本提携した芸能プロダクション「ひのでプロ」への出向を命じられる。
「仕事はできるが、人の気持ちがわからない、上から目線の女」である一子へのショック療法だった。
出向に強く抵抗した一子だったが、傾きかけた「ひのでプロ」を立て直すことができたら本社の中枢部門に復帰させるという条件で、思ってもみなかった芸能マネージャーとしての第一歩を踏み出す。
売れないタレントばかりを抱えた「ひのでプロ」再生のためには新人発掘しかない、と考えた一子は、工事現場で働くイケメンの向坂遼( 町田啓太) をスカウト。
遼をスターに育てるため、奔走する一子。
初めてのオーディションで全くやる気を見せない遼に失望した一子だが、「ひのでプロ」社長・並木(森本レオ)の勧めで遼にエキストラを経験させることになる。
演技することの喜びに目覚めた遼は、大女優・中里麗子(真野響子)が主演するドラマで初めて一言セリフのある役をもらう。
遼は一子に反発しながらも、やがてスターへの階段を上っていく。そして一子も、「人を喜ばせる喜び」を初めて知る。
対立を繰り返しながら、お互いになくてはならないパートナーとして意識しあう二人。
さまざまな試練を乗り越え、芸能界の頂点を目指す、一子と遼の戦いは続く―。