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ストーリー
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1956年、青森。
写真店に勤める澤田教一(玉木宏さん)は11歳年上の女性、田澤サタ(酒井美紀さん)と結婚。
「カメラでサタさんを幸せにする」と心に誓った教一はその後、アメリカの通信社であるUPI通信に入社するも、編集の仕事ばかりでカメラマンの仕事には恵まれなかった。
そんな中、1965年にベトナム戦争の現場を取材すべく、1ヵ月の休暇を取って自費で単身現地入り。
世界中のジャーナリストが取材拠点とする「ホテルマジェスティック」のロビーに彼はいた。
そこには、UPIサイゴン支局員の大河内竜司(別所哲也さん)、女性戦場カメラマン・平良かおる(紫吹淳さん)、アメリカへの永住権取得を夢見て米軍の傭兵として働く湯川春生(徳山秀典さん)。
そして教一の中学高校時代の同級生で商社マンの中嶋謙三(秋山真太郎さん)もいた。
彼らの制止を振り切りベトナム戦争の最前線で撮影を続けた中の一枚「安全への逃避」が、アメリカジャーナリズム界の最高峰“ピュリツァー賞”を受賞し、教一はトップカメラマンの仲間入りを果たす。
危険な戦場に身を置く教一を案じ「一緒に日本へ帰ろう」と言うサタ。「まだ帰れない」という教一。
そこにはそれぞれの思いがあった…。