EXILE TRIBE
26人による
超豪華スペシャル対談
――『24WORLD』のMVは、本当に大作ですよね。

EXILE USA(以下US):メンバーやグループごとに撮影のシチュエーションも異なるので、ひとりひとりのキャラクターがすごく際立ったMVですよね。しかも、この東京という街で、あんなにカッコよくMVを撮れたことがすごく新しいなと思いました。世界中の方に観ていただきたいと思うくらい、本当に自信作ですね。

MK:めちゃくちゃカッコいい。

US:『24WORLD』は、これまで僕らが時間をかけて培ってきた24karatsシリーズの“紛れもない本物”という世界観を、テーマは継承しながらもより拡大して、EXILE TRIBEとして新しい世界観を打ち出した、世界に向けたような作品。最高です。

MK:でも、それぞれ本当にいろんな場所で撮影していただいて。

MT:しかも、6日間くらいかけて。

EXILE AKIRA(以下AK):撮影クルーも2チームに分かれて、同じ日に撮影したんですよね。

TA:そうそう。監督が2人体制で。

――空撮も素晴らしかったですね。

MK:初めて“へリ待ちです”っていう指示があったんですよ。

NE:すごいなぁ。

AK:半端じゃないくらいの壮大なスケールですよね。

ケンチ:今のいちばんリアルな東京像に、EXILE TRIBEのエッジが効いて尖っているパフォーマンスを乗せて発信しているからこそ、海外の方も一目置くような作品になっていますよね。

MK:うんうん。世界中の方に“カッコいい東京像”+EXILE TRIBEそれぞれの個性を楽しんでいただけたらうれしいですね。それこそ、東京タワーがMVに象徴的に映っているのもおもしろいなと思っていて。

NE:やっぱり東京タワーですよね。カッコいいもんなぁ。

MT:ある意味今回の『24WORLD』は、東京から世界へ発信するエンタテインメントの橋渡し的存在になりそうだよね。

TE:旬ですよね、東京って。2020年東京オリンピック、パラリンピックと掲げられているし、“東京”っていう文字がすごく旬な感じがして。

ケンチ:英語表記の“TOKYO”って、これがまたカッコいいんですよね。TAKAHIROくんは、渋谷駅で撮影していましたよね?

TA:そうですね。あの規模感のMVを渋谷駅で撮影するのは、なかなかないことみたいで。

MK:あのシーン、すごかったよね。どのくらいの時間帯に撮ったの?

TA:終電直後くらいから撮り始めましたね。

AK:SHOKICHIとかねっさん(NESMITH)のシーンは、道玄坂の交番の前でしょ?

NE&SH:そうですね。

AK:昔、うっさんと僕がよく行っていた葉巻バーの近く(笑)。

一同:あはははははははは(爆笑)。

MT:MAKIDAIは新宿の歌舞伎町だよね。あの撮影は大変そうだなぁ。MAKIDAIの周りにいた方々は、一般の方なの?

MK:区間を区切って撮影したんだけれど、その撮影の区間内のみ全員キャストの方なんだよね。

一同:へぇ〜〜〜〜〜(驚)!!

NE:どうやって撮ったんですか?

MK:交通整備まではできないから、信号が青に変わった瞬間に、バッと行って撮ったんだよね。

NE:へぇ!! すごい!!

MK:THE SECONDの電車のシーンも超カッコよかったよね。

SH:僕らは終電から始電……。……?? 始発までの……

TA:(笑)。“始電”て(笑)。

一同:(爆笑)。

MT:SHOKICHI今さ、ホワッと流そうとしたでしょ?

TA:天然をかき消そう、と(笑)。

一同:(爆笑)。

SH:(照)。準備や撮影、片付けと時間が限られていたので、スピーディーに撮ってくださいました。

NE:3時間くらいしかなかったので。

ケンチ:そうだね。でも、初めてのシチュエーションでしたし、すごく楽しかったですね。

NE:エキストラの方々も、奇抜な格好をした方がいたりといろいろな方がいらっしゃって、派手な画になりました。

MK:AKIRAのバイクのシーンは、とにかくカッコいいよね。

TA:本当にうらやましいシーンでしたね。

山下健二郎(以下山下):僕もめちゃくちゃうらやましかったです!!

MT:あのシーンは、リアルに運転しているの?

AK:していますね。

山下:マジでカッコよかったなぁ。

MK:世界と大樹もバイクだよね。

直己:2人の姿もカッコよかった。

世界&佐藤大樹(以下大樹):ありがとうございます。

MK:三代目のスケートパークもカッコよかったし、撮影の仕方が新しくて。あのシーンはどうやって撮ったの?

岩田:スケートパークでのみんなのソロシーンは、『FIGHTERS』のときのようにセッション風にして、メンバーのテンションが高いまま一発撮りしたんです。

SH:一発撮り!?

US:すごいなぁ。

岩田:イメージショットでは、僕の場合は足の先端にカメラをつけて、胴上げをしていただいて。自撮り風の撮影や、今までにないような手法で撮影したシーンもあって、よりストリート感を強く出せていると思います。

AK:なんか本当にあの場にいるような感覚になるよね。

TA:カッコよかった。GENERATIONSは、どこで撮ったの?

小森:千葉にある矢切駅の線路の地下で撮影したんです。

白濱亜嵐(以下白濱):パルクールやBMX、スケーターの方々が、本当に盛り上げてくださって。GENERATIONSらしさや、僕らの色を思いっきり表現することができました。

MK:すごく楽しそうだったよね。

白濱:僕らにはストリートで育ったメンバーがあまりいないので、ああいうストリート感を彷彿させるような地下空間で撮影することができてうれしかったですね。メンバー全員、テンションが上がっていました。

TE:みんな素というか、自分をさらけ出しているような表情をしていたもんね。

白濱:僕らの下にTHE RAMPAGEが出てきたので、 もう“若さ”や“勢い”を武器にできないと強く感じていて。

NT:確かに、そうだよね。

白濱:だから、これからのGENERATIONSは、ステージでの機動力を強みにしていこうと思っているんです。
今作のMVでも、機動力をテーマに、裕太くんが間奏部分の振りを考えてくれたんですが、GENERATIONSにとって、今後につながる作品になりました。

――改めて『24WORLD』のMVの観どころをお聞かせ願えますか?

ケンチ:全編をとおしてものすごく楽しめるMV。オープニングの、HIROさんの六本木のビル屋上シーンも本当に迫力があります。現代の日本で、あの規模感とクオリティでMVを撮影させていただけるのは、ありがたくも僕らだけじゃないかなという気がしていて。
でもそれは、HIROさんをはじめEXILEが、13年かけて築き上げてきた歴史や培ってきたもののパワーがあるからこそであり、そういう歴史やパワーがMVに表れていると思います。
おそらく、さまざまな方がビビるMVだと思いますね。

山下:個々のグループのよさがすごく伝わりますよね。
パフォーマンスの合わせひとつとっても、それぞれのチームのよさがしっかりとフィーチャーされていますし、ソロシーンではメンバーひとりひとりの色が際立っていて。
今ある技術や僕たちが持っている力を最大限に活かし、EXILE TRIBEというものをしっかりと表現できた最高の作品ですね。

岩田:各々のグループのカラーがより強く出るような仕掛けがたくさんされていたり、撮影方法や撮影場所も久保監督がいろいろと考案してくださって、観ごたえのあるMVに仕上がりました。

世界:『24WORLD』の楽曲自体が、EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION FINALのときに、ファイナリストみんなでパフォーマンスしたときの楽曲がベースになっていたので、ファイナリストみんなの顔やそのときのパフォーマンスの思い出が蘇り、集合シーンのパフォーマンスのときは、みんなの想いを背負ってパフォーマンスしました。
また、EXILE、EXILE TRIBEに新メンバーとして加入させていただいた自覚と責任感というものを、パフォーマンスに変えて表現しています。

大樹:間奏のシーンでは、オリジナルメンバーの皆さんとセッションさせていただいたんですが、責任感はもちろん、自分が置かれている立場の重みをすごく感じました。
また、AKIRAさんがパフォーマンスされているうしろで、世界さんと僕がAKIRAさんのパフォーマンスを見つめているシーンがあるのですが、あのシーンにも深い想いが込められています。
そういう、ひとつひとつのシーンに込められた意味合いを感じながら観ていただきたいなと思います。
あと僕にはずっと、『24karats』シリーズの作品に出ることが夢のひとつとしてあったんです。だから、夢がまたひとつかなってすごくうれしいですね。

関口:今のEXILE TRIBEの勢いや、すさまじいエネルギーが表れているMV。
それぞれのグループの色は違うけれど、EXILEイズムを受け継ぐメンバーが集まっているので、根底には共通の芯があります。
だからこそ、MVからあふれるエネルギーがすごいのかなとも感じていますね。

――先ほど、『24WORLD』のMVで、HIROさんのビル屋上シーンの迫力についてお話がありました。HIROさんは、新生EXILEのシングル『NEW HORIZON』、そしてEXILE TRIBEのシングル『THE REVOLUTION』のMVにも登場されていますよね。

TA:EXILE、EXILE TRIBEの歴史やこれまで受け継がれてきたこと、これから受け継いでいくこと、今に至るまでの想いや過程を、HIROさんがMVに出演することで表現してくださっています。

TE:HIROさんはEXILE TRIBEの長ですし、“一族の継承”という大切なテーマが、HIROさんがMVに出ることでよりいっそう深まる。何も語らずして映像で表現するということが、いちばんEXILE TRIBEらしいやり方だと僕は思いますね。

ケンチ:ライヴや映像しかり、やっぱりAKIRAとTAKAHIROくんが加入したEXILE第二章のころから、“継承”というものが根底にずっとあったような気がしていて。EXILEは、ただ単にカッコいいパフォーマンスをするだけではなく、MVやライヴのなかでいかにメンバーの関係値を表現するか、その先に見ているものは何なのかといった、自分たちの想いを色濃く発信するグループ。
だからなぜ、MVにHIROさんが出演してくださっているのかというと、すべてがHIROさんから始まって、HIROさんが歴史を築き上げてきたからなんです。HIROさんがいるのといないのとでは、めちゃくちゃ意味合いが変わってくるんですよね。

啓司:それに、やっぱり重みが違いますよね。HIROさんはたくさんの経験をされてきていますし、だからこそ、何も言葉を発していなくても想いを伝えられる。
そんなHIROさんを本当に尊敬しています。HIROさんがいてくれるだけで、僕らもより堂々とした姿勢でいられるんですよね。

――さて、先日EXILE TRIBEのニューシングル『THE REVOLUTION』もリリースされました。テレビ番組などでもパフォーマンスされていましたが、改めてどのような楽曲になっているのでしょう?

TA:J Soul BrothersやEXILEの歴史や想いをすべて理解してくださっていて、EXILEにとって意味のある楽曲や節目にリリースする際は必ずお世話になっている、アトランタ在住のT.KuraさんとMICHICOさんに制作していただきました。
歌詞を手がけてくださったMICHICOさんは、EXILE TRIBEが発信していくエンタテインメントの根底にある意図や、EXILE TRIBEへ込めた僕らの想いをものすごく丁寧にくみ取ってくださって。
“革命”をテーマにした世界観で、歌詞の意味合い的にも、今の僕たちが投影されているので、唄っていてすごく腑に落ちるような感覚があります。
トラックやメロディー、歌詞すべてが、本当に今までにないと言えるほど新鮮な楽曲。
また、今こうして、テレビ収録をとおしパフォーマンスを重ねているなかで、メンバーみんなの息がどんどん合ってきているとすごく感じるんです。
だからこの楽曲は、パフォーマンスをすればするほど育っていく楽曲のような気もしています。
今秋から始まるドームツアーのテーマ曲にもなっていますし、早くファンの皆さんの前でパフォーマンスしたいですね。

SH:1曲を7人のヴォーカルで、しかも均等に歌い分けをして歌うというアプローチ自体がすごく新鮮で珍しいなと、レコーディングをしながら思っていました。
「EXILE TRIBEで、ドームツアーに向けてドームを象徴する曲を作りたい」という、メンバー全員に共通の明確な想いがあったからこそ、こうやって一体感を生み出せたんだと思う。
ひとりひとりの個性が輝きながらも一体感があって、さらにドームツアーを予感させるような曲ですね。

今市:『THE REVOLUTION』は、「EXILE TRIBEの可能性を広げる」とか「未来のためにEXILE TRIBEをどんどん強くしていく」という、EXILE TRIBEの想いを表現した曲ですね。
“自分革命”というフレーズがあるんですが、EXILE TRIBEはいろいろなグループが集まった集団で、やはりグループごとに、思うことや感じることには違いがあると思いますし、それは個々にも言えることだと思う。
だからこそ、ひとりひとりが自分を革命することで、EXILE TRIBEもどんどん強くなっていくのだと思いますし、そういう意味でも、“自分革命”ってすごくいい言葉だなと思っていて。
メンバーひとりひとりの革命や想いをすべてひっくるめた、EXILE TRIBEの今のキーとなる曲ですね。ツアーのテーマソングでもありますし、この曲を引っさげてドームツアーに向かっていきたいと思います。

――ちなみに、NAOTOさんご自身の“自分革命”をお伺いしたいのですが……。

山下:すごいのをブッ込んできましたね(笑)。

NT:僕の……自分革命ですか(笑)?おっと、そうだな……。

一同:(爆笑)。

NT: EXILE TRIBEで活動することによって、若い世代のメンバーと接する機会が多くなって。
それこそ今もツアーリハーサルをしていますし、いろいろな世代の方と触れ合うことで、(声色を変えて)毎日が自分革命。

一同:(爆笑)。

山下:声を変えられても、表現するのは文字ですから(笑)。

NT:あぁ、そうか(笑)。

山下:ここだけピンクで書いたらいい(笑)。

NT:(笑)。まだツアーリハは前半なんですけれど、新しい環境のなかで、メンバーひとりひとりが「自分たちで最高のツアーを作り上げなければ」という、これまで以上に強い責任感を持ってリハーサルに臨んでいます。
もちろん、僕も改めて責任感というものを見つめ直し、より大きな責任を持つようになりました。
そういう環境にいて感じたことなんですけれど、EXILE TRIBEによって、メンバー全員が自分革命をしているんだな、と……。決まった、……100点!!!!!!!!!!!

一同:(爆笑)。

今市:点数、自分で言いましたね(笑)。

NT:なんてきれいな回答なんだろうと思って。

一同:(爆笑)。


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